ヒマラヤ秘教用語解説

アーサナ

アーサナとはヨガの座法、ポーズのこと。

アーサナは体のバランスを整え、座って精神統一をしたり、瞑想をするための準備の実践法。

日本で行われているいわゆる「ヨガ」は、このアーサナが原型となっている。

「アーサナ」についてヨグマタ相川圭子のメッセージ

私は長年、都内のカルチャーセンターなどで、健康法としてのヨガの指導を行ってきました。

健康ヨガをすることで血液循環が良くなり、アトピー性皮膚炎が治ったなどという喜びの声や感謝の声を聞いています。

ヨガのアーサナ(座法)や、整体ヨガやリラクゼーションによって、バランスよくエネルギーが整うようにするのは簡単なことです。

外側からの刺激、さらには内側からの生理的刺激で内臓や腸を改善できるわけです。

それにより、重症のアトピー性皮膚炎なども完全に治ってしまいます。

肉体のバランスをとるだけで、真理から生まれたヨガの多大な恩恵を受けられるわけです。

アーサナ(ヨガ)のポーズや種類

ヨガのアーサナの基本として、八十四のアーサナといわれる形のポーズがあり、変型をまじえると、主なものでも二千種類もの形があります。

ヨガのアーサナは、調和を取るために、自由でパワフルな動物の動きからヒントを得てつくられました。

動物には、その習性やエネルギーに、人間も本来持っている生命力や、ある種の超能力的能力があります。

その動きを模したアーサナをすることで、そうしたエネルギーが開花し、バランスを取るとともに自然性を高める働きがあります。

背骨を中心に、体を前に曲げたり、後ろに反り返したり、横を伸ばしたりねじったりしながら、バランスを取っていきます。

これにより身体の骨格や筋肉のバランスが取れます。

こうした矯正ポーズを含めて、その人に合ったアーサナの個人プログラムを組み立てて、実践することが大切です。

アーサナといえども、自己流に行うことは危険です。

自分に合ったものを行うために、それを知るマスターから個人のプログラムをいただき、アドバイスを受けることで、より完壁になるでしょう。

アーサナ(ヨガ)『立木のポーズ』の意味と効果

人間には、いろいろな欲望があるので、心と体があちこちへ動き回ります。

しかも、体がじっとしていると、心はいろいろな「ゲーム」を開始します。

体を動かしているときは、体のほうに血がいき、意識もそちらに集中するので、頭の中は比較的スッキリしています。

しかし、体を使わないでいると、心がいろいろと想像たくましく、遊び始めるのです。

そうした心をきちんと見つめ、一定の形(ポーズ)を取りつづけていくと、やがて内側が静まっていきます。

そんな形の一つが、立ち木のポーズ(ヴリクシャ・アーサナ)です。

木はただ立ち続けています。

木には樹齢が何百年、いや何千年のものもあります。

屋久島の縄文杉は、なんと樹齢7200年といわれる、神々しいまでの巨木です。

ヴリクシャ・アーサナは、そうした木のように立ち続けていく、精神を統一させるポーズです。

心を落ち着かせ、全身のバランスをとり、精神統一の力を養う効果があり、ヨガの基本のポーズのひとつです。

アーサナ(ヨガ)は瞑想をするための準備

アーサナはそのやり方しだいで動くメディテーション(瞑想)となり、そしてまた、行動のメディテーションにもなります。

それは気づきをもって行うのです。

ですから本来アーサナとは、バランスを取り、健康にするためのみでなく、実は瞑想をするための準備なのです。

座って自分の内側を見つめる修行のための体づくりなのです。

ヨガは悟りを得るための実践的な修行

日本でヨガというと、アーサナやヨガの呼吸など、体の健康法という考えでとらえられています。

しかし、それはヨガの中のほんの一部です。もともとヨガとは「真理を悟るための修行」のことです。

究極の悟りである「サマディ」へ達することを目指した、悟るための実践的な修行です。

その修行の段階に、先ほど紹介したアーサナや、呼吸法のプラーナヤマなどが含まれています。

体を健やかに保つことや、神経を整えることも、悟りを得る段階では、必要な手段とされているのです。

ヨガとは「結ぶ」という意味で、宇宙のすべてが調和で結ばれている真理を表しています。

ヒマラヤ秘教は、究極の悟りを得る修行をする真のヨガでもあります。

キリストやブッダもその修行をして、悟りを得ていったのです。

悟りを得るための方法やアプローチのほか、聖者の性格の違いによって、さまざまなヨガの流派が生まれました。

ヒマラヤシッダーヨガは、すべてのヨガの原点といえるものです。

ちなみに、ヒマラヤ秘教のヒマラヤシッダーヨガを原点とするものには、瞑想やアーユルヴェーダ、鍼灸、催眠術やカイロプラクティック、東洋哲学など、私たちにもなじみのあるものが多いのです。

ですからすべての親ともいえるものです。

こんなことを知ると、少しはヒマラヤの教えに親近感が湧くのではないでしょうか。

それは、決してハードルの高いものではありません。

ヒマラヤシッダーヨガはすべての宗教の源流にある、5000年の時を超えた、崇高な尊い教えなのです。

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