講話録

“仕事が嫌い”と感じる人へ。まず、無心でやってみましょう。

どんな仕事も、まず無心でやってみましょう。

この仕事は自分に合っているのか、常に疑問をもちながら働く人がいます。

やりたい仕事が見つからない。好きでもない仕事を生活のためにしている。そんな本意ではない状況で、仕事をしている人もいるかもしれません。

いつしか自分に合った仕事につくのをあきらめてしまい、仕方なくそのまま仕事を続けている人もいるでしょう。

一方で、いくら才能があり、好きなことであっても、仕事であればそれなりの成果を出さなければなりません。

常に成果をあげ続けることは大変です。

絶えず努力し、工夫をしていかないと、よい状況を維持することはできません。

そしてそのためには、「どんなことも集中して行う」。

そこに学びがあります。経験を通して成長できるのです。

今、与えられたことを一生懸命行うことが大切です。すべてはあなたの肥やしとなっていくのです。

自分に与えられたことに感謝して、無心でやることが大事です。それが自分を生きるための修行となるのです。

「好きだ」「嫌いだ」と、心ばかりを使って仕事をしていますと、それだけで疲れてしまいます。

最初から自分にぴったり合う仕事を期待するのではなく、どんなことでも無心にやったほうがいいのです。

医師や消防士のように、目に見えて人を助ける職業もありますが、目に見えなくとも、その人の日々の行為が大切です。

あなたが人を助け、よいカルマを積み、よい行為をする。常に感謝をすることができるだけでも素晴らしいのです。

仕事を通したそうした日々の行動で成長することができます。行為を浄めることもできます。

行為はあなたをつくります。思いやりをもって行動し、善行を行うことで、あなた自身の利己的な心が浄化されます。あなたが浄まるのです。

自分の思いを美しいものにしていきます。行為を美しいものにしていきます。言葉も美しいものにしていきましょう。それらが、カルマをよくすることにつながります。

悪いカルマを浄化し、よいカルマを積むことで、これからの運命がよいものへと変わるのです。

そうしたあなたのエネルギーを、まわりにシェアしていけば、皆がいい人になるきっかけになります。

これも、世界にとっては大事なつとめ、仕事のひとつです。

個人のレベルで、コツコツいいエネルギーを蓄積していくのです。

働いて代価を得るということだけでなく、「自分のつとめ」という視点からも、仕事というものを考えてみます。

そうすれば社会のため、人のためになりながら、自分が進化していけるものが見えてきます。

(「思った以上の人生は、すぐそこで待っている」より)

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